OK Lotus, ららりら ららら

インドア趣味人間が音楽/歴史/書評/映画/旅/時事問題などについてひっそり書いていくブログ

【近況】梅雨が来てブログがカビる前に更新してみた。こっちは好きなことだけ書く。

久しぶりにブログを書いた。音楽ブログとこっちのフリーブログ。

ですます調の語尾も覚束ないまま、それでもまぁ、とくに気分的にはもどかしくなく書けた感じだったかな。普通に第三者は読みにくいと思うけど。

ありがたいことに「趣味がない≒ハマっているものがない」という期間を人生で一度も経験したことのない私は、「何にも書くことがない」という事態にも陥ったことがない。

書くだけなら書ける。書くだけなら。読まれる前提の壁が高い。

だから、数年に一度やるかやらないかのスタイルで、ここでは書きたいことだけ書こう、と思いブログしていこうと思います。

章立てもなし♡情緒も不安定じゃないけど一定ではないよ♡

 

音楽は普通に聴いてる。

とくにVtuberやゲーム関連は目まぐるしいほどに良曲が飛んでいて、純粋に楽しい。逆にこれまで聴いてきた洋楽系の音楽は80~2000年代のリブートのような作品が多く、目新しいものがあんまり見つけられない。あると思うのだけどたどり着けない。

個人的にアバンギャルド上等!な姿勢で音楽を聴いてきたので、どうしても今の現状だとVの音楽に流れてしまうのは致し方ないような。

これは良くも悪くもない感想なんだけど、今は音楽も限界フィールドまで融けあっている気がする。これまではロックにもいくつか種類があって、それがジャズにも、ポップにもソウルにも、それぞれのトライブミュージックにもあったのだけど、今はほとんどが上手い感じに「融け合って」「均一化」してる。聴きやすく、耳障りもよく、手軽に聴けるんだ。良い意味で音楽に身構える必要がなく、親しみやすくなっているというか。

でも、それは食すため、味的に「上手い」のであって、果たして音楽という虚無的なカオス文化にとって「プラス」になっている状況かは分からない。

均一化されたアフリカンビートやサハラロックは大勢に受け入れられるけど(それ自体は素晴らしい)、聴きにくいとされてきた音楽は、むしろ以前よりさらに地下に潜ってしまっている。SNSにさえ乗せずに昔堅気を貫いてるバンドもあるので、めちゃくちゃに困るのだ(笑)。

 

それと、下手な言い方になるけれど、本来音楽界が目指してきた一つの指標であり、祝福されてきたこの「音楽の融合」というのが、入口で減速してしまうのではないかという個人的な杞憂もある。

私は音楽の融合を心底推していた過激派なんだけど(笑)、どうして推してきたかというと、そこには互いの文化への理解が一番にあったから。聴きやすくミキシングされたアフリカンビートを人気のラッパーが歌い、それでアフリカ音楽への入口になるなら、なんて素晴らしいんや!って感じで推してた。

けど、SNSの威力が凄すぎて、もはやその融合した先の音楽が一つのジャンル…というか一つのコミュニティーになっていて(それも素晴らしいことではある)、やはりどうしてもディープな音楽に辿りつく道が薄れてしまう。誤解しないでほしいのだけど、道はある。あるけど、見えづらいor透明なんだ。

ミキシングという加工された音楽はチャートランクインも夢じゃないが、土臭いギター音や民族楽器はやはりチャートイン(チャートというより「一般的な認知」という意味ね)は望薄なままだ。

この現状って本当に文化融合なんだろうか。

いや、間違いなく文化は融合してるんだろうけど、私たち聴き手の気持ちは融合したり近くなったりしてるのかな??

 

まぁ音楽のこのカオスな融合もまだ始まったばかりではあるので、今後どう転ぶかは分からないけど、このまま入口で止まってしまうのは勿体ないなぁっていう感想。

とっつきにくい音楽はなぜとっつきにくいのかというと、そこに歴史的な憎悪や咆哮、反抗心、聴き手には未知で理解不能な宗教心があるから。聴きたくないもの、見たくないもの、理解しにくいものが音になって顕在化されている場合が多い。

でもさ、分からないからって触れるのと触れないのでは未来の在り方が違うのよ、人間も社会も。

聴いてみて嫌い・合わないでもかまわない。みんなに受け入れられるなんて、そんな音楽一つもないから(これも人間と同じだね)。

そのあとに、じゃあどうするの?ってところが重要なんじゃん。

未知だから攻撃するのか?疎外するのか?受け入れるのか?その選択肢が想像できない現状が、もっというと未知に触れる機会が激減しているこの現状が、ちょっとこわい。未知への耐性は持っていた方が自分にも相手にも優しいと思うんだよ~。

 

あと、この「融合」の反動で、今後の音楽はお国柄の強いヒットにシフトされるかもしれないとも思う。

これもどう転ぶかは分からん。今まではビートルズ然り、ニルヴァーナ然り、ロックがその壁になりそうな歪さを若者特有のシナジーでバランスとってきたわけだけど、今はロックにその力があるのかと言えばちょっと難しい。

というかジャンルなんて何でもいい。

若い人たちの好奇心で世界を繋いでいってほしい。そして私たち大人はその機会をなるべく視覚化して、触れさせていった方がいいんじゃないかってことが言いたかった。

おお、書くことって大切~。ブログしてんな~~~自分。

 

そんな私が今聴いてる音楽はこちらだぜぃ。

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とくに最後のVtuberアキロゼのバーチャルミュージカルは、個人的に文化水準を完全にシフトした、もっともっと評価されていい舞台だった。

もう少し考えがまとまったら音楽ブログでとりあげたい。Vとか萌えとかそんな範囲で収まらない、まさにゼロをイチにした文化的な発明だと思ってる。時間がある方、ミュージカル好きな方はぜひ見てほしい。

バーチャルで出来ることを敢えてせず、出来ないことをやり遂げたアキロゼ(総合演出、コーラス、すべて本人)、本当に凄い人です。

やっぱりまだ見ぬことに関心があって(新しいもの好き・新しいものを追い求めるとはちょっと違う)、それをやり遂げる人って好き。大好きだなぁ。

心の底から戦争とか本当に技術の無駄使いすぎる…。これほどの技術があれば、これを活用できたなら、世界平和も夢じゃない気がするのに。「好き」や「憧れ」を増やす技術に金を注げよ!!!!!

 

そして、なぜアキロゼ(以下アキちゃん)を見つけたかというと、ネオポリスを見つけたから。

ネオポリスとは、VCRGTA2というゲーム世界で、アキちゃんがボスとして組んだギャングチーム。

ネオポリスについても別枠で書こうかなと思うんだけど、このゲームは、リアルでいうところの「所属先」も、配信者としての活動の方向性も異なるメンバーが、ゲーム内で出会う(もちろん全て偶然)ところから始まります。そしてそれぞれのロール(役割)をまっとうし、12時間以上×約2週間という短くない時間をともに過ごす様子を、それぞれの視点を通して配信で追っていく、という感じ。

これがね…、ただのゲーム配信なのに一人一人のパーツがぴったりとハマって、爆笑も感動も生まれ、結果的に忘れられない一本の映画みたいなストーリーになってしまい、もうリスナーは釘付け。だいぶいい大人なのに、またもや知らなかった手触りの「好き」に出会えて、私マジで興奮したもん。

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とくにネオポリスというギャングネームを、創設メンバーのズッコケ三人組で決めたときの「キタ!!!」っていう青春のようなキラめき具合がすごい(9:34~)。本当に「ここから何かが始まるんだ~!」ってドキドキした。しかもこの時はまだまだ最底辺のギャングでアジトなんか変えるお金もないから、勝手にカジノ屋上に潜入してテーブル借りてるのもエモい。

 

そしてネオポリスといえばコント。

ゲームのなかでギャングは警察と敵対して犯罪ミッションをこなしていくわけだけど(麻薬とか銀行強盗とか、もちろんゲーム内の話です)、アキちゃん以外は全員ゲーム猛者なのに、なぜかアキちゃん特有のポンコツが連鎖してしまい、必ずどこかでコントがはじまる。

誰がミッションに失敗しても「コント代高いよwww」の一言で済ませられるのはネオポリを見てて本当に安心できるとこ。

※ゲーム配信者が集まるとどうしてもミッションで一瞬ピリついてしまうのが普通。

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配信が終わったあともメンバーが惜しむぐらい、奇跡的なグループで、居心地がよくて、でもただチルいだけじゃなくて、緊迫した打ち合いでは全員が一人のために「やるときはやる!」っていう熱も人情もほんとに凄かった。

これまで見たこれ系のゲームで仲良いグループはいくつか見てきたけど、こんなに本人たちにもリスナーにも愛されたギャング見たことない。ほんとに全部がかみ合った奇跡のグループだった。今でも伝説的なギャングチームとして他の配信でも名前があがるくらい。

最終回の配信。年末、私はこれで涙して年越ししたよ。

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たかがゲーム。

ゲームのなかの限定的な出会い。

でも、過ごした時間は本物で、大笑いした事実も本物で、涙したことも本物で、この人間関係にフェイクなんてない。

これ以降も関係は続いてるし、企画も続けているのもすごい。何よりファンやリスナーが望んでいるからやるんじゃなくて、メンバーもネオポリスを特別に思ってくれてるし、自発的に集まって遊んでるのが嬉しい。

最初はみんな個人的な思いや目的や悩みをもってこのゲームに参加するわけで、なかにはこういう団結系のゲームが苦手で今まで参加してこなかった人、そもそもこういうゲームが初めてで何も分からない人、ゲームは上手いけど誹謗中傷とかで傷心して今後どうこのゲームを配信してこう、と悩んでる人…、そんな一人一人にストーリーがあったメンバーだった。

そんな彼らが何百人という参加人数のなかで奇跡的に出会い、補い合って、理解して、でも誰一人個性を薄めたり必要以上に我慢したりせず、いい空気がまわっていく…っていう、嘘みたいな感動をもらえました。

Tumblrではネオポリスについて語ってるときが多いので、興味がありましたらぜひ。

www.tumblr.com

好きが増えるってマジでたまんないよなぁ!!!??

 

 

そして現実の仕事は相変わらず超イカツイ。ブログできない原因の8割はこいつ。

日頃のアレコレは寝落ちする前のTumblrで精一杯。でもそういう意味ではTumblrあって助かったよ…。短文でも文字制限ない「ブログ」の体裁を保ってくれているから、気分も楽だしモチベも維持できる。

そんな、時には現実逃避でテトリスを無心でプレイし、癒しを求めて無心であつ森をやるようになった大人〇年目の私は元気です😊

 

なかなか更新できないし、ほかのブログ様にもお邪魔できないのが歯がゆいけど、まぁ今はそういう時期だと思って、その瞬間に「好きになること・もの」を大切に、これからも書くことはやめずにいたいと思う(でも訪問はあきらめない!)。

現実世界は恐ろしいことで溢れかえってるし、いつまでたっても反省しない私たちを鏡合わせで見ているような気分になって勝手につらくなるけど、その気持ちも大切にして、目の前の子どもとか若い人たちに恥じない生き方をしたい。

そんなことを支えに、いや錘に?、ささやかでつらい、そして銃声のしない最高に幸せな一日を送っていこうと思います。

youtu.be

”人間として” by 椎名林檎 - トラック・歌詞情報 | AWA

 

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ここまでお読みいただきありがとうございました!

今後もインドア趣味を中心に、楽しいことや学べることについて書いていきたいと思いますので、お時間があるときにおつきあい頂ければ嬉しいです♡

 

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