このところ読書メーターをずっと更新していなかった。
本を読めていないというのも理由の一つなんだけど、読んでもついつい更新するのを忘れてしまって、後日「読んだ本」で検索がかけられない状態に。
ちょっとそれは登録している意味がないだろうということで、
久しぶりにページを開き、自身への反省と読書欲を掻き立てるべく、読書メーターに登録してあった本のなかから「今読みたい」と思う本を選んでみました。
償いの雪が降る
なんて素敵な邦題なんだ。これだけで優勝。
レビューでもなかなか高評価で、当時は書評欄でも何回か取り上げられていた気がする。
大学生のジョーは、授業で身の回りの誰かの伝記を書くことになった。
適当な身内がいないため訪れた介護施設で、末期がん患者のカールを紹介される。カールは30年前に少女暴行殺人で有罪となった男で、仮出所し施設で最後の時を過ごしていた。
カールは「臨終の供述」をしたいとジョーのインタビューに応じる。
話を聞くうちにジョーは事件に疑問を抱き、真相を探り始めるが……。バリー賞など三冠獲得、衝撃のデビュー・ミステリ!
amazon 紹介ページより
海外ミステリーは最初の1ページでどれだけ異国の空気に馴染めるか、馴染めるような文体にしてあるかも重要。北欧ミステリとかまぁまぁ読んできても、どうしても受け付けない文体だったり雰囲気のものは存在するので…
なかなかヘビーな話のようなので、読み始めるには呼吸を整えないと…と思っていたら転勤だったりコロナだったりと自分の呼吸が乱れるばかりの連続で、今の今まで思い出さなかった。
温かく春めいてきた今、一呼吸して読みだそうかなと考えてます。
ガニメデの優しい巨人
木星最大の衛星ガニメデで発見された2500万年前の宇宙船。
その正体をつきとめるべく総力をあげて調査中の木星探査隊に向かって、宇宙の一角から未確認物体が急速に接近してきた。
隊員たちが緊張して見守るうち、ほんの5マイル先まで近づいたそれは、小型の飛行体をくり出して探査隊の宇宙船とドッキング。
やがて中から姿を現わしたのは、2500万年前に出発し、相対論的時差のため現代のガニメデに戻ってきたガニメアンたちだった。『星を継ぐもの』に続く第2弾!
amazon 紹介ページより
前作の『星を継ぐもの』が納得の歴史的傑作だったので、二作目も超期待。
何度みてもこの↑表紙かっこよすぎる~♡
前作でのガニメアンとの友情シーンはわずか冒頭の数ページ。
なのに全ての謎がそこに詰まっていて読者には一片のヒントが、各登場人物にはノーヒントで話が展開していくのがたまらない。
きちんとした科学的検証の描写が続くのにどんどん入り込める。自分の考察は間違っていたのかな…とかぐるぐる悩みながら読んでいくのも楽しくて。
私も研究員の一員になったかのように、この壮大なSFミステリーの世界に入りこんでしまうのです。
SFミステリは大好きでよく読むのだけど、やっぱりこれはトップ10に入るなー。ちなみに筆者は東京創元好きです♡
アラン・グレのデザイン
一目見て心奪われたイラスト作家。
フランス人の絵本作家/イラストレーターの Alain Gree 。
1936年の7月21日生まれ。フランスのオーボンヌ出身です。
フランステレビ局の子供向け番組制作・プロデューサーを2年間務め、絵本や教育本の作家・イラストレーターとしてCasterman社、Hachette社、Nathan社などから300を超えるタイトルの本を出版、それらの本は25カ国の言語に翻訳されている。
現在は、グラフィックデザイナー・広告等の出版物のエディターとして活躍中。
アラン・グレのホームページには各種壁紙やPDFのウィークリーメモなどのフリーダウンロードコンテンツもあります。
船に乗ることが大好きで、Gallimard社より、航行法・航海術に関する本も10タイトルを出版、
Voiles et Voiliers(航行法・航海術に関するフランスの雑誌)では20年間ジャーナリストを務める。
温もりがありながらはっとするような色使いの配色も好き。
今まで何となくオープンな印象を抱いていたイラストでしたが、船に乗ることをライフワークにされていることを知って納得です!
水中考古学
水中考古学とは、水面下の遺跡や沈没船を対象とする考古学の一分野である。
これまで、欧米の研究チームがクレオパトラ宮殿やタイタニック号を発見し、中国・韓国も国を挙げて沈船調査に取り組んでいる。
日本でも、長崎の元寇船調査を中心に、国内の体制が徐々に整えられつつある。著者自身、千葉県沖に眠る幻の黒船を発見し、今も調査を続けている。
本書では、自身の体験も織り交ぜながら、探検と研究の現場に迫る。
私、個人的に宇宙よりも海にお金かけた方がいいと思うの…。
深海ってまだまだ未知のものに溢れてるし、自然の循環のなかで土に、海に還るっていう行為を研究していくのは至極まっとうなことな気がする。
そんな考えもあって水中考古学、応援しています!
何しろ、費用はめーっちゃかかるのに大して儲からないんだとか(まぁほとんどの研究はそうだけどさ…)。
発掘や探査系は資金面の関係で、自国の遺産を他国の研究者に委ねざるをないという構造的なジレンマがあるのも興味深いところ。
作者とは違うけど、この方のお話がおもしろくてめっちゃ勉強になる。
つい数日前にはシャクルトン南極調査隊のエンデュアランス号が発見されて(!!!)やばかった……。
1世紀も前の船!しかも深海3000m!!!技術力どうなってるの。熱すぎる。
世界中の海がフィールドワークで、世界中の人が研究仲間。
<探求と理解>という同じ目的のために人間が一つになれるというのは本当に素敵なことです。
世界は分断真っ只中だけど、本当の学問はそれに打ち勝つことができると信じてる。
店長がバカすぎて
早見さんは2021年にも『あの夏の正解』で話題となってました。
こちらは2019年本屋大賞9位にノミネートされた、いわば出世作のような作品です。
タイトルセンスと語呂の良さでずっと興味をひかれていたので、この作品から早見さんにはまってみたい!
「幸せになりたいから働いているんだ」
谷原京子、28歳。独身。とにかく本が好き。
現在、〈武蔵野書店〉吉祥寺本店の契約社員。
山本猛(たける)という名前ばかり勇ましい、「非」敏腕店長の元、文芸書の担当として、次から次へとトラブルに遭いながらも、日々忙しく働いている。あこがれの先輩書店員小柳真理さんの存在が心の支えだ。
そんなある日、小柳さんに、店を辞めることになったと言われ……。
お仕事小説って、自分とは違う人の一生の一ページをかなり具体的に見せてもらえる気がして好きです。
職種によって朝食べるものやそのタイミングからして違うだろうし、ビジネスとしての常識や評価の基準、はたまた人間関係や人格なんかも少しずつ影響される部分もあるんじゃないかと思ってるので。
こちらはラストに予想できない展開があるそうなので、今から楽しみです。
エンディングにはまだはやい
チャンネル登録者数300万超え!しかし、今日も僕は部屋の中。
大人気ゲーム実況者・ポッキーの初エッセイ爆誕!
13歳でゲーム実況をはじめ、プレイしたゲームは数知れず。ゲーム実況歴10年を超えるポッキーの生い立ちからシュールすぎる日常が集約!
人見知りのトリガー、アメリカ冒険、少年時代など...知られざるポッキーの姿がここに明かされる。
コロナ禍のなか間違いなく私にとって大きなインパクトになったのが、ポッキーさんのゲーム実況動画でした。
世界中のあらゆるジャンルのゲームを扱っていることも好感がもてるし、その度に何かしらの発見があって制作サイドの海外の理解にもつながっていたり。
真面目でシャイで頑固で、そしてとにかく優しい内面が出ているのも見ていて気持ちが和らぐ。
たくさんの実況者が存在しているなか、ゲームへの愛情や視聴者への配慮は群を抜いていると思う。本当に尊敬。
サムネのおふざけはいいとして無言実行というか、静かに強いこだわりをもってる人はやっぱかっこいい…
今や、子どもにとって最初の友だちがマイクラの交流での海外の友人だったりする時代。是か非かは別として、私はそういう時代の変化が好き。
わたしはわたし。そのままを受け止めてくれるか、さもなければ放っといて。
格言シリーズや名言集は普段まったく魅かれないのだけど、このタイトルはすごく覚えていて、ずっと気になっている。
まさしく「それな」。
笑って暮らすも一生、泣いて暮らすも一生。
あなたの好きな、あなたに戻る。女性有名人の名言集。
一息つくどころか、息苦しささえ感じる毎日。
けれど、このままだと更に読むのを先送りにしそうな予感もするので、少しずつでも読んでいきたいと思います。
そういえば Firmarks も同様に放置中だった。
世間の皆さんは投稿管理系アプリ、きちんと継続して楽しめてるのだろうか。
私はまず自分の管理から見つめなおさないとです。
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ここまでお読みいただきありがとうございました!
今後もインドア趣味を中心に、楽しいことや学べることについて書いていきたいと思いますので、お時間があるときにおつきあい頂ければ嬉しいです♡
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