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「戦争、ダメ。絶対。」結局はこれしか言えない私だけど。

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ウクライナ危機が連日ニュースで報道されています。

 

そのニュースを見て自分なりに知りたいこと、

知ったうえで、今後自分が考えていきたい問題点についてまとめてみました。

ほぼ自分用のまとめですが、一つ一つのソースはこれ以上ないぐらい真実を語っている当事者の方々からの声ですので、

こちらで「まとめ」という形でご紹介させて頂きます。

 

最後はウクライナ情勢だけではなく、戦争そのものについて自分が感じていること、

今後考えていきたいことを短くまとめました。

 

当記事はウクライナ情勢についての考察や解説を一切しておりません。センシティブで緊急を要する内容のため、詳しい経緯や情報については国や公的な情報機関をご自身の責任でお調べください。

こちらでは当事者である現地の市民の声、または状況が知りたいと思った筆者個人の一存でいくつかの動画を紹介し、それらについて気持ちを綴らせてもらっています。

 

 

知りたかったこと

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まず、この問題について今の自分が理解している(と思っている)事は、ざっくり言うと以下の点です。

  • NATO北大西洋条約機構)に入りたがっているウクライナをロシアが牽制している
  • 過去にNOTO拡大の禁止を米露間で約束されていたかが不明
  • ロシアは西欧諸国と隣接する緩衝地帯をこれ以上失いたくない
  • ウクライナ東部はロシア文化やロシアにルーツを持つ人がとても多く、そこからロシア間のエリアが一つの生活圏として確立している
  • NATO側も一枚岩ではなく、アメリカ・イギリス・フランス・ドイツの思惑が報道されている
  • 天然ガス供給についての各国の駆け引きも大きい問題である

 

そんな中、とにかく私が知りたかったことは、市民の気持ちでした。

というか本来はそこが一番重要なはずなのに、あまりに概要や第三者的意見が多すぎると思い、

一般市民の、普通の、日常を暮らしている人の声を集めました。

大前提として全員戦争反対派です。

 

 

▶ロシアとウクライナのミックスの声


www.youtube.com

とても流暢な日本語で自分の育った環境、現在の状況について語っています。

話す内容や章立てもしっかりされているので、言葉もスッと頭に入ってきました。

ロシアとウクライナのミックスという、これ以上ないほど中立で切実な気持ちを話してくれています。

 

歴史からみるとロシアとウクライナは確かに「家族的」という言葉が浮かんできますが、当事者であるダリアさんが一人の人間として「家族なのに」と仰る言葉には想像以上に重みを感じました。

ウクライナ女性の18歳~60歳の女性に兵役が課されていることも、こちらの動画で初めて知りました。

 

「ロシアとウクライナのハーフである私にとっては、まさに“家族”が戦争している状況」

「ロシアのイメージが悪くなるのも心配」

「両国にとって利益がない」

 

ウクライナの声


www.youtube.com

不安になりながらも市民は日常を過ごすしかないという、とても複雑な胸の内を語ってくれています。

感情的になりすぎないようにとご自身の気持ちを抑えながら、一つ一つの言葉を噛みしめるように発言しているのが印象的でした。

 

ほかのウクライナに住む方の動画も拝見しましたが

「心配はもちろんしているけど、自分たちにできることがない」

「不安だけれど変わらずに日常を続けていく」

という意見が多い印象でした。

暴発的な事案を何とかして避けている以上、不安な気持ちを抱えながらも今のところは静観するのがベストだということなのかもしれません。

キエフのような都市部と国境付近の最前線地域の人とでも考え方は違うと思います。

 

「まさか今の時代になって侵攻が起こるとは信じられない(信じたくない)」

「感情が麻痺している感じ、頭で考えられない」

「心配しても仕方ない。市民にはできることがない。」

 

 

▶日本に住むロシア人の声


www.youtube.com

20分超えなので少しボリューミーですが、ぜひ見てもらいたい動画です。

血はロシア人と言えど日本人の感覚で育った方たちなので、かなり中立的で「日本だったらこういう感覚」という温度で話してくれています。

 

「戦争は絶対にダメ」。

だけど、じゃあなぜそんな行為をほのめかしているのか?

という一歩進んだ視点で(予想も大いに含みますが)今回のウクライナ情勢を語っています。

サムネイルは攻撃的ですが、ロシアの置かれている現状、西側と東側のメディアの温度差など、新たな気づきも多い内容です。

ソ連崩壊後の飢えや苦しみをギリ肌感で知っている世代でもあり、西寄りの日本人にとっては貴重な意見だとも思います。

最後「クリミアも元々はソ連のものじゃなくてタタール人が住んでいた過去がある。住む人の主権が一番大切」というところまできちんと言及したのはさすがブラス氏って感じでした。

 

「ほとんどのロシア人は侵攻がいいことだとは思ってないと思う」

「分からへん。何がフェイクで何がフェイクじゃないか。」

「かと言って国際法を侵していいとは思わない」

 

戦争について考えていきたいこと

 

ニュースだけではなく、このような一般の方たちの声を聞いて、

今後自分で考えていきたい問題点や課題を、箇条書き程度にまとめてみました。

 

世界の問題点

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・大国と小国の「対話」のプレッシャーが同等ではない

このプレッシャーの溝が埋まらない限り、旧日本軍やドイツのように、追い詰められた小国は暴走する道を選び続けると思う

・戦争をして儲かる企業の仕組みが存在している

軍需産業から生まれた生活圏のテクノロジーを「人類の進化」と許容してきてしまった

・国を名乗っているのに主権のない国がある

・テレビでもSNSでもフェイクニュースプロパガンダを制御できない

・現地ニュースを当事国の言葉で理解するシステムがない

(今回のことで言うとウクライナ語、ロシア語、英語のニュース番組を、当然のように日本語で翻訳して比較しながら公共の電波に乗せる仕組みがない)

 

・市民に伝わるニュースのコマ割り順がそもそも政治よりである

市民の声→政治家or戦闘部隊の順番にし、何よりも市民の声が一番だということを市民自らに自覚させるべきだと思う(今はほとんど逆の順で放送してる)

現在のように政治家が発言し、続いて戦車の映像が映し出されたら、肝心の視聴者である市民はどうしても「常に受けて側」だと自然に意識づけされてしまう

・過去は尊重しながらも利益面では断ち切り、現在と未来に益する対話がされていない

 

日本の問題点

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国際法を義務教育で習っていない

近現代史を教えることに恐れすぎている

・大陸と島国の違いを地政学を用いて勉強していない

・英語以外の第二言語の強化や留学制度の大規模援助

 

私の不勉強で解決している事項や、すでに過去行っていて失敗している事項などもあるかもしれません。

 

ですが、それとは別に「そんな綺麗事言われてもねぇ…」とか「そんなの無理」と頭から否定するのではなく、

なぜ無理なのか、無理であればその理由は時代や環境にも関わっていないか、

何より解決策があるはずだと思って考え続けることが大切なのだと思います。

 

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余談ですが、図書館に勤めていた頃、互いにかけ合っていた言葉があります。

「あると思って探したら、案外あるものだから。」

 

膨大な資料のなか、一冊の本を探すときに使う言葉です。

もちろん本は分類番号順に並べられ各ルールに基づき配架されているのですが、

それでも入れ替わる利用者や突発的な書架の移動によって、お目当ての本が書架にない、なんてことは日常茶飯事にありました。

そんなときに「いや~こんなところには無いだろうな…」と思って探すより「きっと、絶対、ここにあるはず!」と思って探した方が、

明らかに集中力が高まり、本を見つける精度もあがっていくのです。

例えそこに無かったとしても、次に思い当たる書架を同じ熱をもって探すと、本当に案外早く見つかったりしていました。

 

もちろん、この方法がそのまま世界平和へのツールとして使えるとは思っていませんが、ちょっとしたヒントにはなるんじゃないかと感じます。

 

解決策があると信じて模索する。

それは人間に生まれついた私たちにしかできないこと。

だからせめて「そんなの無理」と思っている意見とも対等に語り合える、または意見を交わせる知識や意思を持っていたいのです。

 

今はとにかく、事態の平和的解決及び、

ウクライナ現地の方たちの安全が保たれることを心から願っています。

 

 

 

 

 

ねぇ、もう十分でしょう?

これ以上、私たちの何を疲弊させろっていうの。

 

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ここまでお読みいただきありがとうございました!

今後もインドア趣味を中心に、楽しいことや学べることについて書いていきたいと思いますので、お時間があるときにおつきあい頂ければ嬉しいです♡

 

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