こういう独白って少し書くことに抵抗があって
今までは敬遠してきたのだけれど、
こうして雑記ブログをやっているうえで
自分の一つの記録として残しておきたいと思い、
2021年の個人的な忘備録として書いていきたいと思います。
本当にただの独白（しかも暗い）なので、
以下、読む際にはご注意ください。
決して年の瀬に読むような、気分が良くなる内容ではないです。
※筆者はいたって心も体も元気です！
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遠い未来の誰かに2021年という年を説明するとしたら、
私はなんと言葉にするだろう。
2021年。
コロナというパンデミックを引きずりながら、ワクチンや新薬開発への希望を胸に、
私たちは一喜一憂しながら日々を過ごしていました。
不安や心配はつきまとえど冷静に日々の日常を送ろうと、もしくはそれらに構っていられないぐらい、必死に生きていました。
先行してワクチン接種をはじめた国々の活気を見て「羨ましい」と思うより「本当に良かった」と思えて、
まだ自分には他人を思いやれる心の余裕があったのだと、人知れず安堵したりしたのもこの頃です。
年があけてあまり経たないうちに、ある国でいきなり軍が政権を奪取しました。
本当にいきなりのことでした。
何が起こり、どうしてこんなことになって、一体何が目的なのか、予想もできないほどの出来事でした。
民主化を求め、三本の指を立てて練り歩く人たちの姿が連日メディアから流れました。
またこの事件とは別に、すでに数年前から民主化に向けて立ち上がっていたある少女が当局に連行されていきました。
友好関係だった国に住む私たちが彼女のためにできたことは、実質なにもありませんでした。
2020年は私たちの国でオリンピックが開催される年でした。
パンデミックでそれどころではなかったので2021年に延期されたこの世界大会は、いつにも増して波乱の連続でした。
最初から開催派、中止派、延期派で分断が起こっていたのに、私たちの政府はそれをまとめるための理由、
ついてきてほしいという姿勢を私たちに見せることはできず、その溝は深まっていくのを肌で感じました。
それでも、私たちは「世界大会」という何かの希望、そして大会開催に向けて尽力してきた方たち、日々奮闘している医療従事者の方々、そしてそれぞれの選手たちに思いを馳せ、
「ここまで来たのなら、一つになろう」
という思いを胸にオリンピックを受け入れました。
私を含め、ほとんどの人は問題を先送りにするためにオリンピックを受けいれたわけではありませんでした。
オリンピック委員会や国のカネ・権力の問題なども明らかになっていきました。
オリンピックでは亡命を求める人がいました。
私たちの国では、入管施設にいたある女性を死なせてしまいました。
オリンピックが終わり、感染者は爆発的に増加しました。
一年以上をもってして医療の拡充を実現できなかった私たちは、
政府と国民の間で互いへの不満と不信感であふれ出しました。
あの頃の病院と患者たちの悲鳴は
今でもずっと心にこびりついたままです。
世界では異常気象が次々に起こっています。
私たちの国のすぐそばの国の大国でも、大きな台風の被害が出ました。
ある国では大きな洪水が起こりました。
その国と洪水という言葉はこれまで無縁でした。
世界では山火事が明らかに異常な数、そして異常なペースで、起きています。
海に隣接する国家では洪水も山火事も起こっています。
その国では少し前に大統領が射殺されてしまいました。
ある国では大国たちの防衛的干渉が終わり、独自のグループが政権を奪取しました。
その集団が都市へ入ったとき、
その国の空港へ人々が大挙していました。
そして、
本来は私たちの生活に少しの光を照らすことを夢にして
芸の道に足を踏み入れた人たち。
ここ数年で、もう何人見送ってしまったでしょうか。
何気なく見ている報道やバラエティーショーに
見え隠れしている
責任をこちらに丸投げし「勘違い」させる負の感情。
これはすべて、
2021年という、決してこれまで
原始的な生活を送ってきたわけではないと
自負する世界の出来事です。
過去には二度も大きな過ちを選択し、
それなりに学んだと思ってきた私たちの世界。
正直、私には受けとめきれないのです。
どうやったら悲劇に悲劇を上塗りできる？
不幸が起きたとき、さらなる不幸を自ら起こすことを、
一体どんな理由で、未来に説明すればいい？
カオスにカオスを塗り重ねる愚かさを、
どうすれば正当化できるんだ？
私自身、目覚めたとき今でも
パンデミック前の気分で起き上がってしまうことがあります。
この日常に慣れていないわけではないのに、
記憶はまだあの日常を憶えてるんです。
とても不思議な感覚です。
過去の温かさを知りながら、混沌の現実をつき進んでいくとは
こういうことなのか、と
先人たちの歴史を思い知らされたような
そんな気分になります。
この先、どんな混沌や不条理があったとしても、
未来の、平時の、子どもたちに
恥じない自分でありたい。
でも、ちゃんとそうあれるんだろうか。
自分のことなのに何とも心もとなく、
とても不安です。
ウィルスの猛威はいつか必ず 終わる。
それは歴史が教えてくれています。
けれど、ウィルスによって生まれた溝や対立は
私たち人間が終わらせようと思わないかぎり、行動しないかぎり
決して終わらない。
そのための人々の団結も、知恵も、優しさも、
今、私には正直言って見えないのです。
※突発的、エリア的にはもちろん希望的なつながりも存在していると思います
すべての事は表裏一体で、
これまで書いた、私が撃沈しているこれらの事柄によって、
生活を維持できている人も、
その幸せが長く続くことを願っている「普通の市民」もいることは
百も承知です。
でも、やっぱり私は
誰かの犠牲で成り立つ平和は
平和じゃないと思う。
私にとって2021年は
人並みに心や体を壊して苦しかった今までのどんな時間より、
とうとう自分の人生にも歴史的一大事が…と震え上がった2020年より、
ずっとずっと
苦しくて
不安で
ニュースを見て
そこに映った人たちの表情を見るたびに
感情が掻きむしられ、ごちゃごちゃになった一年でした。
本来なら、これらの事に対して解決策とか少しでも希望的な観測で締めなければ
ブログとしてはとても失礼な内容になるのでしょうね。
ネガティブで始まりネガティブで終わるのって、本当は私も嫌いです。
けれど、どう書いても
無理やり無責任にポジティブな感情をくっつけているような文になってしまい、
それはそれで失礼だと思ったので、
心苦しいですが、このまま2021年を閉じたいと思います。
年の瀬にどんよりした内容になってしまいましたが、
だからと言って全てをあきらめたわけではないし、日々を憂鬱に生きているわけでもありません。
それこそ私がこんな気持ちで生活しているなんて、
きっとリアルでおつきあいのある人たちは信じないと思います。
ただ、浮ついた気持ちで2021年に向き合いたくない。
ちゃんと絶望をして、しっかり順を追って、希望的な未来を信じたい。
行動したい。
そう思い、
独白という形でこちらのブログに今の気持ちを残させて頂きました。
本当にお見苦しい限りの内容ですみません。
また明日から自分と誰かに恥じない、
後悔しない生き方を心がけて、
これが自分にできるギリギリの生き方だと思うので、
しっかり生きていきたいと思います。
もし読んでくださった方がいるとしたら、
ここまで私の独白に耳を傾けて下さり、本当にありがとうございました！
皆さまも健康には留意し、心も体もご自愛くださいませ。
少しでも良いことがめぐる2022年になりますように。
来年はこんなふがいない記事書かない。
絶対に。
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ここまでお読みいただきありがとうございました！
今後もインドア趣味を中心に、楽しいことや学べることについて書いていきたいと思いますので、お時間があるときにおつきあい頂ければ嬉しいです。
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