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【スマブラありがとう】コロナの壁に耐え、著作権の壁を越え「繋がる心」を信じた人たち

Lifelight

 

先日、大乱闘スマッシュブラザーズ の最終ファイターが発表されました。

私はあるゲーム実況者さんが好きで、そこから「実況鑑賞」または「ゲーム音楽」のみ注目してきた非ゲーマー、そして超のつくゲーム新参者なのですが、

それでも発表当日はそのメッセージと粋な計らいに涙が出るほど感動し、言葉を失うぐらい圧倒されてしまいました。

私でさえこんな状態なのだから、これまでスマブラ任天堂の世界を楽しんできたゲームファンの感情は、察して余りあると思います。

 

詳しい情報は割愛しますが(というより私がスマブラを語れるほど知識がない)、一つこのゲームの特徴をあげるとするなら、

任天堂のゲームキャラクターを含む、他メーカーのゲームキャラクターが参戦し、同じステージ上で闘う対戦アクションゲームということになります。

今回ファイナルと打っているシリーズは2018年から始動していて、

「Everyone Is Here!」

をテーマに、ゲーム界の『アベンジャーズ』のごとく、豪華キャラクターの参戦が毎回の発表で大きな注目を浴びています。

 

こちらの動画では2018年新シリーズ発表当時の初期参戦キャラクターが Everyone Is Here!しています。任天堂は音楽も素晴らしいのでそこにも注目です。


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編曲のバリエーションが豊富なのに全てに統一感があってすごい…。そしてどれも印象的で感動的。

 

ソニックロックマンストリートファイターFF7など「確かに任天堂のイメージじゃないかも…?」ぐらいの知識だった私でさえ、初めてこのティーザーを見た時はかなり痺れました。

知らなくても見てるだけでおもしろくて、ワクワクして、さらに感動してしまうとは、さすが任天堂という感じです。

みんなかっこよくて、かわいくて、その全部に愛情が注ぎ込まれているのがバチバチ伝わってくるのがまた涙を誘う…

 

メーカーや開発元の壁を越え、過去に人気を博したキャラクターの動きや技をそのまま蘇らせ、さらにアップグレードするなんて本当にすごいことですよね。

ゲーム初心者の身でも「これどうやって開発するの…?」と呆然としてしまいます。

これを見て初めて、私は「ゲームを作ること」もれっきとした「モノ作り」の一環なんだということを強く実感しました。

伝統的なモノ作りもゲーム開発も、その根っこの部分は何も変わらない!と頭を強く打たれたような衝撃だったんですよね。

先人たちに敬意を払いその思いを背負いながら、使う人たちが望んでいることを追い求め、さらに新たなモノを創る。

ゲーム開発ってこんなにかっこいいんだ…!と素直に衝撃を受けました。

 

ここから定期的にDLCで新キャラクターを迎え、今回の最終キャラクターを含め総勢82名が一同に会することになりました。

そのキャラクター発表トレイラーがこちらです。ネットなどで広くニュースになっていたのでご存知の方は多いかもしれませんが…。


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長年にわたって参戦を期待されていた人気キャラクターでしたが、淡い期待をもつ一方で「彼だけは絶対に無理」と思わざるをえないような、

越えられない著作権の壁が立ちはだかっていたことだろうと思います。

ディズニーが権利にとても厳しいことは有名ですし、それが企業のブランド価値を高め続けていたのも周知の事実ですしね。

というか、このやり方は企業として一つの正解だとほとんどの人が肯定いるからこそ「さすがに彼が出られなくても仕方ないか…」とあきらめた気持ちも半分あったのが正直なところ。

おそらくみんなそうだったと思います。

 

けれど…というかだからこそ、

任天堂、そしてスマブラディレクターの桜井政博さんは、この仕事をやってくれたのでした。

紹介ムービーの「Finally Here!」という文字に、このゲームに関わったすべての人たちの万感の思いがこめられていると思うと感激もひとしお。

世界中それぞれの人たちにゲームと過ごした青春の思い出が、あるいはその当時ゲームへ託した期待があるからこそのこの歓声だと思うと、こちらまで熱い気持ちがこみあげてきます。

 

ここからは完全に私的な感想になってしまいますが、私はこの

「壁を越えていく」

という今回のキャラ参戦に、どうしても今の世界の現状を重ねてしまいました。

 

ゲームというエンタメでさえ、たくさんの壁を越えていくことができる。

プレイヤーそしてゲーム界の「未来」のためなら、手を携えることだってできる。

 

今回参戦したキャラの名台詞は「繋がる心は俺の力だ!」

まさに今回のゲームのファイナル、そして現在の世界へのメッセージとしてふさわしいキャラクターだったんじゃないかな。

 

当日は世界でも#ThankYouSakurai のツイートが流れ、発表当日のトレンドランキングでは一時1~30位までのほとんどがスマブラ関連で埋まりました。

どれだけこのゲーム、そしてゲームコンセプト、ゲームから読み取れるメッセージに、多くの人が共感してくれたのかが分かる瞬間でもありました。

改めて任天堂、ディズニー、桜井さんを始めとする開発チーム、そして関わった全ての元開発のゲーム会社さんに、感謝と尊敬の意をあらわしたいと思います。

 

▼ちなみに桜井さんはこんな方(動画は長いので冒頭だけご覧ください)。


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落ち着いた口調ですが時折ウィットにも富んでいて、キュートな部分がある愛されゲーム人。

海外のコメントでもスマブラファイナルはもちろん寂しいけど、この番組のSakuraiに会えなくなるのが一番悲しい、という意見も本当に多くありました。

 

任天堂関連はめちゃくちゃ音楽の質も高いです。名曲ばかり。

今回のシリーズ最初のオープニングトレイラーもとても感動できるので、よかったら聴いてみてくださいね。

歌は2:20~始まります。


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曲の入りが本当に素晴らしい!全員が敵の手に落ち、生き残ったのがカービィだけっていうのも泣ける。闘いに立ち向かうカービィの表情が見えないとこにもグッときました

 

英語版。ちゃんと声質も似せていていい感じ。


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どんなことでも、どんな時でも、

人の気持ちを前向きに、そしてワクワクさせるものを創るって改めてすごい。

今回はちょっと変化球なブログテーマでしたが、インドアを代表する 世界とのつながり方 の一つはゲームでもあるだろうということで、個人的記録として熱い気持ちを書き綴りました。

 

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ここまでお読みいただきありがとうございました!

下記ブログでは世界の音楽について紹介しています。あわせて読んでいただけたら嬉しいです。

musiccloset.hatenablog.com

気がむいたらいつでも遊びにきてくださいね。お待ちしております♪  

 

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